ATELIER ROPE製のサックス・クラリネット用本革リガチャーの取扱説明書です。
目次
本革製品取り扱い上の注意
・革素材はクロムタンニンなめしの姫路オイルレザーを使用しております。
・艶があり撥水性があり柔軟で丈夫な素材ですが、水に弱い性質なので水滴の付着などは極力避けてください。
・使用後はマウスピースから外して保管することで、レザーの伸びが抑えられて長持ちします。
メンテナンスについて
・基本的に他のクロムレザー製品と扱いは同様です。3カ月~半年に1度にメンテナンスをすることでツヤを保てます。
・定期的なメンテナンスの場合はオイルレザー対応のデリケートクリームと、掃除用の豚毛ブラシ、そして保湿のためのミンクオイルがあるのが好まれます。
・少しの汚れの場合はブラシで表面を掃除し、デリケートクリームで洗浄した後にミンクオイルを塗ります。
・また、メンテナンス希望のリガチャーを当店に郵送して頂くか、直接上里に渡して頂けましたらメンテナンスさせて頂きます。
・基本的には保湿のためのミンクオイルさえ使っていれば撥水力を保てますので、レザーの性能維持のためにご購入をお薦め致します。600円程度です。(他の革製品にも使えます)
本革リガチャーの紐の通し方と結び方
①マウスピースの先端側の紐を通す穴(以下ハトメ)の左右に紐を通します。
この時長さが左右均等になっているのが好ましいです。
②右から長く出ている紐を、左真ん中のハトメに通します。
③同様に、左から長く出ている紐を、右真ん中のハトメに通します。
これを2回繰り返します。
④これで紐の通しは完成です。
この後はリガチャーを上下逆にして固結びをします。
⑤固結びができたら、少し変わったちょうちょ結びをします。
普通のちょうちょ結びよりも解けにくいやり方です。
⑥まず、長くでている左右の紐でそれぞれ輪っかを作ります。
この状態で固結びをすればちょうちょ結びの出来上がりですが、この固結びを2回するのが今回のやり方です。
⑦固結びを1回した途中の写真です。ねじった部分に注目してください。
通常はこの後固くしぼりますが、しぼらずにもう一度固結びをします。
⑧このようにねじった部分がゴツゴツになりました。
この状態で2つの輪っかを引いて、固くしぼります。
⑨このようになったら成功です。お伝えしにくい所でもあるので、上手くいかなかった方は動画をご覧ください。
この後はお好みで形を整形してください。
⑩だいたい結べたらマウスピースに取り付けます。
⑪このようにマウスピースへ取付します。
締まりがキツかった・ゆるかった場合は、リガチャーを取り付けたい目標の場所から少し上の部分で仮止めして、一旦紐をほどいてからもう一度結びます。
YouTube動画で紐の調節と結び方の解説
お困りの方はATELIER ROPEへご連絡ください。
med.where@gmail.com