スーパーカブ50納車から現在に至るまで
※マニア向け記事です
スーパーカブ50を今年5月に納車してから2カ月ほどが経ちました。
2カ月しか経っていないのに、このカブとは年単位でともに過ごしたような一体感があります・・・
現在ちゃんと走っていますが、ここに至るまでは難航に難航を重ねました。
納車した日に事故った
下は納車した日の昼間に撮ったカブの写真です。
パッと見ではさほど違いがありませんが、さっきの写真とは若干ビジュアルが違います。
なんとも無骨でビジネスライクでカッコいいバイクなことでしょう。
嬉しくてそこらへんを爆走していましたが、その日の夜22時ごろに事件は起きました。
・・・交差点の右折レーンで信号待ちをしていましたが、無意識にシグナルダッシュ※をかましてしまいました・・・
※シグナルダッシュ・・・信号が青になった瞬間にダッシュすること
当然直進車の存在など視界に入っておらず、直進者とドカーンと衝突しフロントタイヤとフォークが変形( ゚Д゚)
当然そのまま走れるわけもなく、2週間カブが入院することに・・・
★普通免許を取って初めて原付に乗る人へ
僕は事故後も右折には気を付けていたものの、原付だとなぜか右折時に左右確認だけしてウィンカーを出し、前方を見ずに曲がりそうになることが度々ありました。
自転車に乗っている時の癖なのか、脳内が左折と混同しているのか・・・?
原付免許を取って乗る人は大丈夫なのかもしれません。
サイドミラー見る→ウィンカー出す→対向車を確認する→歩行者確認する
明日は我が身ということでみなさん注意しましょう( ゚Д゚)
カブ入院一週目
写真・取り外したフロント周り。アクスルシャフトが歪んで外れないのでタイヤが取れず、フロントフェンダーも取れません
壊れたカブをどうするか?となった時、真っ先に買った店で修理して貰うというのが選択肢に入ると思います。
しかし壊れた部分はフロント全般であり、工賃も含めると修理代で余裕で購入時の価格を上回ります。
(このカブ自体は中古で5万円で購入しました)
しかし廃車にするのも口惜しい・・・ということで、自分で直すことにしました。
普通なら自分では完全に治らないかもしれないと途方に暮れる所ですが、なぜか変な自信があったので早速部品を購入していくことに。
元々僕は高校も工業系で、自作PCやプラモなどDIYするのが好きだったのでなんとなくできる気がしたのです。
あと、カブは先人たちによるレストアや改造の記録が多くあるというのも要因でした。
買ったものいえばこんな所でした。
・C50緑のフロント足回り(フォーク、サス、タイヤ、アクスルシャフト等一式)
¥10,000
・C50用フロントフェンダー新品
¥1,111
・工具(ウォーターポンププライヤ、ネジザウルス、貫通マイナスドライバー、10-12 メガネラチェットレンチ等)
¥けっこうかかった
そうです、サービスマニュアルを買いませんでした。高かったので
とりあえず壊れた所を交換して走るようになればいいや・・・ということで深く考えていませんでした。アホです。
サービスマニュアルの無い中、おおよそのナットやボルトの場所は覚えることにして一週間はバラシ作業に徹しました。
ハンドル裏のフランジナットが固着して全然回らなかったり、固着しているボルトがとにかく多くて大変でした。
その中でもネジザウルスで外れたネジ・ボルトは多かったので本当に偉大だと思います。
セルフ整備初心者にはマストアイテムなのかもしれません。
カブ二週目
難航していたバラシ作業も無事終わり、フロント周りの交換も成功しました。
そして後は組み立てて走ればOK・・・!
配線もよく分からないまま全て外しましたが、同じ色のコードを繋いでいけばOKでした。
しかし組み上げてみると、さすがに全てを正しく戻すことは出来ず、余ったネジやボルトがちらほら・・・
しかもハンドルがグラグラ!(後で判明しましたがハンドル内のカラーを入れていませんでした)
とりあえずキックでエンジンを始動させようとしてみると・・・無事エンジンが動いた!
エンジン回りは何も触っていないので配線さえ繋げていればエンジンは当たり前のようにかかるのですが、この時は嬉しかったです。
多少ハンドルがぐらつくものの、ちゃんと走る!
ちゃんと走る!!
その後、購入した店に持って行き、足りないパーツの場所を指摘してもらうなどアドバイスしてもらい、90%ほどは復活しました。
そしてその後はちょっとしたカブツーリングをするに至ります。
事故しても諦めなければ治せる
カブはそこかしこで聞くように、めちゃくちゃ頑丈です。
放置されてエンジンが動かなくても、フロントがあぼーんしても要所を治せばまた走ります。
そして流通も多く、改造車も多いので情報もありますし、探せばほぼ全てのパーツが手に入ります。
事故してフロントがあぼーんしてしまっても気合と根性があれば治せるという記事でした。
今後はカブのカスタマイズ記録を書きたいと思います。