相愛大学音楽学部を卒業しました。新卒フリーター生活のお話【音大を出たら】

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上里です。

 

相愛大学音楽学部音楽学科演奏コース サクソフォン専攻という非常に長い名前のコースで4年間を過ごしました。

なんだか卒業できるのかどうか怪しい場面もありましたが、無事に卒業証書を受け取ることができたものの・・・そんな卒業後の話です。

これから音大に入ろうとしている人や親御さんの参考になれば幸いです。

 

 

 同級生の音大卒業後の進路

僕はサックスの専門として入学したのですが、そのサックス科の同級生計6人の進路はというと、

大学院に進学:1人

フリーターになった:2人

小学校の教師になった:1人

就職した:1人

完全フリーランスになった:1人

 

という内訳でした。フリーターの2人が男で(自分も含む)、その他は女の子でした。

計6人のうち、うち4人は入学当初は演奏家を目指していたと思います

完全に演奏の収入だけで過ごせるようになっているのはまだ1人もいません。ほぼ全員(?)が卒業後も演奏活動は続けるというスタイルです。

 

音大入学後に卒業後の進路が変わった話

僕はといえば、高校3年の時には音大卒業後には自衛隊音楽隊への入隊をすると決めていました。

その時の考えというのは、大学の学費は奨学金で賄うしかなかったので、卒業後に安定した収入を得ないと生活できないと考えていたからです。

なので当時は大学は演奏の技術・知識と自衛隊音楽隊の情報を得るため、というスタンスでいました。

 

しかし、大学での指導スタイルは(基本的に)演奏家にふさわしい能力を備えた人材を育成するというものなので、演奏家として自分はやっていけるんだという自信や覚悟がだんだん生まれてきます。

しかもちゃんと活動していてちゃんと活動報告もしていると、演奏の仕事を貰えるようになってきます。

それも月に4件、5件と増えてくると、だんだん演奏家になれるんじゃね?と思ってきます。

そんな思いは大学2年の末ごろにとある楽団に入れて貰ったことで更に火がつき、卒業後はフリーの演奏家としてやっていこうと決めました

同級生もそうでしたが、大学2~3年の次点で演奏家になろうか、普通に就職するかのどちらかを意識しだすことが多いと思います。この時点では同級生1人は就職を意識しだしていたと記憶しています。(ちゃんとした調べではありません)

 

フリーの演奏家を目指してからの1年間(大学2年末~大学3年末)

 

フリーの演奏家になると意気込んだものの、将来まともな収入を得るためには演奏活動だけではかなり厳しいという問題に直面しました。冷静に考えれば当然な訳ですが。

まず思ったのは、奨学金の負担が大きいということでした。月4万7千円を20年間返し続ける上に、フリーランスの場合はこれに国保(国民保険)や国民年金や楽器の維持費が加わってくることを知ります。

 

もしも実家暮らし・奨学金返済なしだった場合は、僕もフリーの演奏家になると腹を決めていたかもしれません。

 

 

在学時点では、貰えている演奏の仕事も月ごとにバラつきがあり、毎月3万円も稼げていないようでは卒業後は絶望的だと悟り、アルバイトも始めました。(時給850円~900円のファミマでした)

しかしアルバイト先も必要な時に休まれてしまっては困る訳で、そんなようでは信頼関係も築けません。

しかしバイトの方が稼げるんですよね。当たり前ですが。

 

フリーターになることを決めてからの1年間と卒業(大学3年末~現在)

3年生の末ごろは演奏にも人間関係にも結果が出せずに悩み、日々考えて練習しても収入は雀の涙にしかならない演奏よりもバイトの方が精神衛生的にも体力的にも楽に稼げるなと思い始めてきました。

周りではかつて演奏家になろうと言い合った友達たちがほとんどが就活をし始めます。

実際に就職活動をした同級生は6人中2人でした。教育実習などに行き、本当に教師になったのは1人で、就職したのも結果的に1人でした。卒業後に演奏活動のみでの収入が見込まれるのは0人という現実です。

 

そんな就活ムードの中で、卒業後は自分に合って自分にしかできない仕事をしながら、余裕が出てきたら演奏活動に熱を入れていこうと僕は思うようになりました。

 

 

なんだか自分に正直で真面目な奴だなぁと思われそうな文言を書いてしまいましたが、

単刀直入に申しますと、嫌なことはしたくないし無駄に努力して消耗したくないけど最低限必要なお金だけ稼いで生活したいと思ったわけです。

嫌なことには「就職」、無駄な努力には「演奏活動で※僕の努力の方法が悪いだけなので演奏活動が無駄だとは思っていません最低限必要なお金だけ稼いでには「バイトで楽に」が入ります。

 

せっかくの大学の経験を有効利用できないフリーターの実家寄生のクソ野郎だと思われても仕方ないのですが、

人の下で働くとポンコツになるし、強迫観念に駆られて演奏活動をしてもポンコツになった自分だけど、自発的な行動ならば自分の本来の性能を出せるという確信があったので、しばらくはアルバイトで過ごすことに決めたのでした。

 

 

新卒フリーターは今度どう20代を過ごすのか

これは自分自身奮い立たせるためにも言いますが、レザーで作った自家製品を販売していく予定をしています

サックス用のリガチャーをレザーを制作したことが去年あったのですが、1年間使ってみて割とイケそうだなと思ったので販売することにしました。

 

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※写真は開発中のものです

 

音大時代にBambuという紐製のリガチャーをよく使っていた僕は、「なんかこれ作れそうじゃね?」というノリでレザークラフトを始め、開発を繰り返してひも留め本革リガチャーを作って実際に使っていたのですが、これをスタートして小売業を始めたいなと思い始めました。

 

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写真は素材を切り出してヘリ落としをしたところ

 

果たしてどうなるのかは分かりませんが、フリーターで精神的な余裕があるうちに小売業を始めたいと思っています。

 

 

そんなこんなで、音大を出てからフリーターになり、演奏はあまり関係ない小売業を始めようとしている男がいるよ、というお話でした。

ちなみにブログ収益も少しずつですが出てきています。これも少しずつ増やして生活の足しにできれば・・・とも思っているところです。