2日かけてバンバン200のドリブンスプロケット(リアスプロケット)を、46丁から40丁に変更しました。
いくらなんでも歯数減りすぎでは?と思うかもしれませんが、バンバンは初期状態のセッティングがあまりにもローギアードすぎるのです・・・
ビーチクルーザーを想定してわざと遅くセッティングされているなんて噂もあります。
作業中はチェーンの油などで非常に手が汚れるため、写真少なめです。
先人達のホームページやサイトを参考にして今回は作業しました。
準備する素材・工具
①40丁スプロケット
これがなければ始まりませんが、これの入手難易度もそこそこ高いです。
海外輸入品でしかバンバンに対応の40丁スプロケットはないようなので、通販で手に入れるしかありません。
また、英語表記が多いので間違えないようにしましょう。
無事入手できたら次へ!
②チェーンカッター(カシメチェーンの場合はカシメ具も)
僕はクリップタイプのチェーンしか触るつもりはなかったので、激安のチェーンカッターのみ用意しました。
びっくりするぐらい安いですが、使った感想としては使えないことはないです。
しかし使いにくいしレバーは曲がるわで使うのにかなりコツがいるので、普通に良いセットを購入するのをオススメします。
大きな課題として、現在のチェーンを切る必要があります。
40丁のスプロケは標準のスプロケより一回り小さいので、現在のチェーンでは付けられない可能性が高いです。
目安としては新しいチェーンで2コマ、古めのチェーンで3コマほど切れば確実のようです。
決して新しいチェーンを3コマや4コマ切ったりしないようにしましょう。
また、切ったチェーンがクリップチェーンかカシメチェーンかによっても難易度が変わります。
僕はクリップチェーン(?)で行ったのでそのことを書こうかと思います。
③リューター、ディスクグラインダ(棒ヤスリでも代用可能ですが地獄)
僕が使ったのはこのリューターです。メルカリで3000円で売ってました。
これとチェーンの頭を削り取れるビットが必要になります。
チェーンのピンの頭を削らないとチェーンが切れないので必須です。
ディスクグラインダが家にある人はそちらを使ったほうがいいですね。
グラインダもリューターもそんなにお金がねえ!という人は、
究極の手段として棒ヤスリでピンの頭を削り取るという方法もあります。
これで完遂した人は翌日体のあちこちに疲労が残るでしょう・・・
④リアスタンド(レーシングスタンド)
タイヤを外す際、これがないとかなり痛い目を見ます。
割と値段が張りますが、バンバンの整備をしていく上では必須アイテムかもしれません・・・
やり方
まずセンタースタンドを立てます。が、バンバン200の場合はセンタースタンドなどないのでレーシングスタンドを用意します。
そしてリアタイヤ右側面にあるドラムブレーキのブレーキロッドを外します。
ブレーキペダル側のロッドは別に外さなくても大丈夫です。
そしてアクスルシャフトを外すと、タイヤがフリーになります。
スイングアーム右手側にはドラムブレーキを引っかけている切れ込み?があるので、浮かせながら後ろに引けばタイヤが外せます。
しかしスプロケットにチェーンが引っかかっている為、取れません。
スイングアームの末端にはチェーンアジャスタ(14番~17番)というものがあり、
これを回せばアクスルシャフトと共にタイヤの位置が前後します。
一番前まで持っていけば、チェーンの張りが弱くなってチェーンを無事外すことができます。
そして外したタイヤから古いスプロケを外して新しいスプロケを付けます。ここは何なくできると思います。
僕の買ったスプロケットの型番?は JTR1826.40 というようです。チェーンサイズは520。
そしてチェーンの切り方などはここでは割愛します。
例の激安チェーンカッターでチェーンピンを押し出すにはコツがいります。
先端の細いほうのピンはあまり出さずに、大きい6角ボルトをスパナで回したほうが力が入りやすいです。
このことに気づくのに一カ月かかりましたので、お早めに習得することをおすすめします。
そしてチェーンを切断!
僕は一度やらかしてしまったので、にりんかんで買ったDIDのシールチェーン(520 110L)を新たに取り付けます。
なんと買ったのはカシメタイプだったのですが、DIDチェーン用のクリップセットがバラ売りしていたのでそれを使ってクリップ化してしまいました・・・荒業すぎたかな?
このようにちゃんとクリップが閉じきってはいませんが、一応使えています。オススメできません。
先人たちの知恵を借りて、このあとクリップを針金で固定してみることにしました。
このようにすると、二重ロックのようになるので安心感が増します。
バンバン200のリアスプロケット交換後の走行インプレッション
まず、4速までで驚くほど速度が伸びます。80km/hまでは4速で楽に引っ張れます。
5速は思いのほか伸びませんが、100km/hまでは楽に出ます。気づいたら90~100km/h出ているということすらあるのでスプロケ変更による恩恵の大きさに驚きました。
90km/hではかなりエンジンに余裕があるので、高速巡行は大分楽になりました。
5速のままだとトルクがなさすぎてかったるくなりますので、街乗りで80km/hを下回ると4速までしか使わなくなりました。
個人的には大満足の結果です。
今までは街乗りでも5速までいっぱい使い切って、80km/hでエンジンが頑張り始めるというドン亀セッティングでしたがスプロケ変更により速度にかなり余裕が出ました。
1速は特に大きくは変わっていないので始動はしやすいです。
2~3~4速がやたら引っ張れるようになってサイコーですよ。
皆様の参考になれば幸いです。